甘酸っぱい味付けが老若男女問わず人気で、日本の中華料理店では一般的なメニューとなっている「酢豚」は広東料理の一種です。「酢豚」は日本でつけられた名称で、中国では「古老肉」などと称されます。欧米でも人気が高く、「スウィート・アンド・サワー・ポーク」と呼ばれ、既製品のソースも売られています。
本来は下味をつけた角切りの豚肉を用い、衣をつけて油で揚げ、甘酢あんをからませた料理ですが、今回は薄切り肉を使い、手早く作れるレシピを紹介します。
材料（2人前）
- 材料
- 分量
- 豚肩ロース薄切り肉
- 300g
- にんにく
- 1株
- 揚げ油
- 適量
- たまねぎ
- 1/2個
- パプリカ
- 1個
作り方
- 1
豚肉に酒としょうゆをもみ込み、片栗粉をたっぷりまぶして丸める。
- 2
にんにくは1かけずつに分け、薄皮つきのままラップに包み、500Wの電子レンジで1分加熱する。粗熱が取れたら薄皮を除く。
- 3
フライパンに深さ2cmほどの揚げ油を入れて熱し、170℃でたまねぎとパプリカをさっと揚げて取り出す。
- 4
豚肉を加え、1分半ほど揚げ、裏返してさらに1分半ほど揚げて取り出す。
- 5
揚げ油を除いて火にかけ、2のにんにくを炒める。香りが立ったら3のたまねぎ、パプリカ、4の豚肉を加えて炒め合わせ、湯、黒酢、しょうゆ、はちみつ、鶏がらスープを加える。煮立ってとろみがついたら器に盛る。
料理のコツ・ポイント
角切り肉を使う場合は、事前にお肉を揚げる手間がありますが、薄切り肉を使用することで、揚げ焼きし、片栗粉をつけて丸めることで、かたまり肉のようなボリュームを出すことができます。やわらかい酢豚に仕上げるので、お子様やお年寄りの方も食べやすいと思います。
