Red

日本語では約450の色を表現できるといわれている。

赤だけでも少し黒みのある鈍い赤色を表す「真朱」、赤土のような黄みを帯びた少し暗い赤色の「赭」、黒みを帯びた赤色の「蘇芳」、紅花で染めた濃い紅赤色を指す「唐紅」ー

四季の移ろいから感じられる美しさの微妙な違いを、繊細な感覚で表現してきた昔の日本人。
いつもより少し意識して、目の前に広がる「色」を感じてみる。

1794

鯉の赤は何とも艶やか。実際に鴇色や乾鮭色、海老色など動植物由来の色名も多い。

あたり一面を覆いつくす紅葉は、すべてを焼き尽くす炎にも見える。

神社の鳥居が赤いのは魔除けのため。
古来日本では赤は火や太陽、生命を表す色とされ、悪霊や災厄を払う力があると考えられていた。

GALLERYアーカイブ