1. 神事や祝事などハレの日は日本酒と共に文化をたしなむ

  2. 色鮮やかな和菓子と四季折々の季節を食す

  3. 素材本来がつくりだす贅沢な美味を堪能する

  4. 器への拘りもまた和食の魅力

  5. 四季を先取り和菓子の歴史を振り返る

  6. 素材から生み出される日本の絶品料理

  7. 新鮮な風味と香りを楽しむ素材はすべての料理の命

  8. 心温まる日本の味和食の秘密に迫る

  9. 酒は種類豊かな大人のたしなみ

  10. これぞ日本の技素材本来の味の引き出し方

  11. 見た目も重視する心繊細なこだわりを追求する

  12. 食生活に美味を追求変わらぬ日本の心

  1. お店紹介

  2. 日本酒・焼酎

  3. 割烹・懐石

  4. 寿司

  5. うどん

  6. 天ぷら

  7. 蕎麦

  8. 甘味・和菓子

  9. すき焼き

  10. 豆腐料理

  11. 焼き肉

  12. ラーメン

和菓子には日本人には馴染み深い緑茶とともに食べるものを想定して作られているものが多く、日本特有の「四季」や「節目」のために作られたものも多々あります。特に日本という国は年中行事や慶弔事も多く、和菓子はそのときの引き出物などにも用いられているのです。
ただ甘味として食べるのではなく、人々の喜びや悲しみといった様々な気持ちを伝えてくれる和菓子は、人々の日常や生活にとても関わりが深いものであり、古くから大切にされ愛されてきました。

また、餅菓子、羊羹、饅頭、最中、落雁、煎餅……私たち日本人の身近にある和菓子たちは、古くから愛されてきたお菓子です。
今現在、和菓子には砂糖も使われていますが、日本で最初に作られたとされる甘味は、米の中にあるでんぷんを糖に変えた飴のようなものだったと言われています。時が経つとともに、和菓子には様々な素材が加わりましたが、今でも動物性の原料色や乳製品は使うことは少なく、寒天など海藻類を凝固剤として使用するなど、昔からの伝統は引き継がれています。
色鮮やかなのに上品な色合いと甘すぎない優しい口触りは、和菓子にしか表現できないものなのです。

中には“工芸菓子”と名前がつくほど写実的かつ絵画的に表現されたお菓子も存在し、和菓子の工芸菓子は「山水花鳥風月」が主なテーマとなっています。職人たちの手で作り上げられる花や動物、四季や風景を、食べられるお菓子で表現した芸術たちは圧巻であり、見る人の心を一瞬にして掴んでくれます。
私たちの目を楽しませ、口に入れても楽しませてくれ、人々に寄り添ってきてくれた和菓子は、日本が誇る独自の技術と伝統を兼ね備えた食べ物です。まさに”食べる結晶”と言えるのではないでしょうか。