1. 神事や祝事などハレの日は日本酒と共に文化をたしなむ

  2. 色鮮やかな和菓子と四季折々の季節を食す

  3. 素材本来がつくりだす贅沢な美味を堪能する

  4. 器への拘りもまた和食の魅力

  5. 四季を先取り和菓子の歴史を振り返る

  6. 素材から生み出される日本の絶品料理

  7. 新鮮な風味と香りを楽しむ素材はすべての料理の命

  8. 心温まる日本の味和食の秘密に迫る

  9. 酒は種類豊かな大人のたしなみ

  10. これぞ日本の技素材本来の味の引き出し方

  11. 見た目も重視する心繊細なこだわりを追求する

  12. 食生活に美味を追求変わらぬ日本の心

  1. お店紹介

  2. 日本酒・焼酎

  3. 割烹・懐石

  4. 寿司

  5. うどん

  6. 天ぷら

  7. 蕎麦

  8. 甘味・和菓子

  9. すき焼き

  10. 豆腐料理

  11. 焼き肉

  12. ラーメン

歴史

現在の儀式料理のルーツ
武家のおもてなし、本膳料理

鎌倉幕府が倒された後、開かれた室町幕府は京都に置かれました。京都の公家文化と距離をおいた鎌倉幕府と違い、武家社会でありながら公家との交流は盛んになり、その中で武家による儀式を重んじた料理が発祥しました。本膳料理は武家がお客を饗応する(もてなす)ための料理で、儀式としての要素が非常に大きい料理様式です。

本膳料理は酒を中心とした献部と、食事を主とする膳部からなります。献部は特に儀礼的要素が強く(現在の三々九度に形式がわずかに残されています)その後、饗応の規模により一の膳のみなのか三の膳までか五の膳までか違いはありますが、食事の合間に能が演じられるなどして全体が終わるのは夜を徹することもあったといわれています。

特徴

「食事をとる」という行為自体に
儀式的な意味合いを持たせている

本膳料理の基礎は、一汁三菜にある。「菜(さい)」は「な」のことであり、副食物のことを指す。式三献(しきさんこん)、雑煮、本膳、二の膳、三の膳、与の膳、五の膳、硯蓋(すずりぶた)からなる。

本膳料理とは、室町幕府の将軍家を中心として行われた七五三膳や五五三膳と呼ばれた複雑な饗膳の様式をもととして、これを要約、改良して定められた江戸幕府に始まる饗膳の様式です。本膳料理は「儀式」としての意味合いが強いのが特徴で、日本料理の最も本格的なもてなしの料理です。献立内容、食べ方、服装などの作法も細かく決められています。料理が並べられた脚付きの膳が5膳出るのが最高級とされています。

製法

現代にも通じる作法の在り方
極めし所作にも現れる美しき礼の形

客の正面に本膳、下座に二の膳が並べ終わると食事の始まり、食事中は蓋は膳のわき下に置く、飯茶碗を持って一口食べたら、汁椀に変えて一口飲むという動作を3回繰り返す。まんべんなく平(ひら)・膾の料理に一通り箸を付け、箸で取りにくいときは、食器を手に持つ。皿から皿への移り箸はタブーで、姿焼きの魚の場合は骨を取り分け、裏返しにしない。飯は一口残して湯漬けにして、香の物と一緒に食べる。食事の終わりには食器に蓋をする
菓子は懐紙にとり、楊枝で切り分けて食べる。食事中は談笑しない。会話は食事が終わってからとても堅苦しいものですが、現代の和食のマナーに通じるものがあります。

伝統

華美になり、平安時代の儀礼食が変化
本膳料理は豪華な宴会料理のルーツ

本膳料理は膳をいくつも並べて品数多くの料理を並べる豪華な宴会料理であり、今日の会席料理など日本料理の基本になった料理形式である。客の正面に据える本膳には飯と汁と菜を数品載せ、その右に二の膳、左に三の膳を並べてそれぞれに別の汁と菜を載せて接待するのである。七の膳まで並べれば、料理の品数が八汁、二十三菜にもなるという贅沢なものになる。

それぞれの料理は精進料理の料理法を取り入れて味よく調理されている。例えば、本膳には塩鮭の焼き物、雉の焼き物、青菜で和えた鱠,鮓と汁の一汁四菜を並べ、二の膳には鯛の塩焼き、さざえ、蛸の煮物、それに鯉の汁と醤油味の雉の汁を加えて二汁三菜を並べる。三の膳には魚の冷汁と小鳥と貝の煎り煮、烏賊の一汁三菜である。

そのほかに、客が取り回して自分の皿に取り分ける引き物料理として、雁の熱汁、かまぼこ、鮭の筋子,鱚の焼き浸し、がざみ、山芋のとろろをかけた鯛の刺身,さざえ、干し魚などが出されることもある。焼き物や鱠は皿や椀に季節の木の葉や紙を敷いて美しく盛り付け、かまぼこや貝には紙細工の飾りを付けるなど、料理を美しく見せる工夫を凝らすのである。

FAQ

よくある質問

日本酒はどこで飲めますか?

日本酒・焼酎を取り扱っているお店の情報をコチラにまとめておりますので参考にしていただけたらと思います。

日本酒にはどんな種類がありますか?

日本酒の酒質にて分類すると、吟醸酒・純米酒・本醸造酒と呼ばれる特定名称酒とそれ以外の普通酒の2つ大別されます。

吟醸酒:原料米の精米歩合を60%以下にして、米麹・水・醸造アルコールを原料として造られたもので、吟醸香と呼ばれる果実臭が特徴です。

純米酒:米麹・水を原料として醸造されたもの。醸造アルコールは一切添加しませんので、米の旨味を最大限に生かしたお酒です。

本醸造酒:原料米の精米歩合を70%以下にして、米麹・水・醸造アルコールを原料として醸造されたもの。

普通酒:吟醸酒・純米酒・本醸造酒に属さない日本酒。一般的にメーカー独自で特撰・上撰・佳撰などと銘うっているものやパック酒・カップ酒などがあたります。

日本酒はどんな料理に合いますか?

魚の煮付け料理、煮物料理、肉料理、油炒め、野菜炒めなど。
ご飯に合う料理は、ほとんどが好相性です。

バターをご飯に載せて食べる人がいるように、バター料理との相性も良かったりします。

日本酒製造に使用される米は食用米と違うのですか?

大粒で粒の中心にデンプンの塊である「心白」と呼ばれる部分が多い軟質な米が一般的に日本酒造りに向くといわれています。そのなかでも特に向いているものを酒造好適米と呼びその代表格が山田錦と呼ばれるものです。昭和11年に人工交配にて改良された新品種で、その栽培には昼夜の寒暖差の激しい場所である棚田が適しているためその生産量はきわめて少なく高価なものです。

生酒とはどういうものですか?

通常、お酒は出荷までに2回の火入れを行いますが、1回も火入れを行っていない酒を生酒と呼び、最初の火入れを行わない酒を生貯蔵酒、最後の火入れを行わない酒を生詰め酒と呼びます。特に生酒は1回も火入れを行っていないので、できたての風味を味わえますが、酒質が変化しやすいので保存には注意が必要です。

お酒の賞味期限はどれくらいですか?

日本酒の種類にもよりますが製造年月日より約1年間は美味しくご賞味いただけます。ただしこれは冷暗所で保管された場合であって、光のあたる場所や暖かい場所に置いたままになっていると劣化が進みますのでご注意ください。また開栓後は空気に触れないようになるべくお早めにお召し上がりください。