1. 神事や祝事などハレの日は日本酒と共に文化をたしなむ

  2. 色鮮やかな和菓子と四季折々の季節を食す

  3. 素材本来がつくりだす贅沢な美味を堪能する

  4. 器への拘りもまた和食の魅力

  5. 四季を先取り和菓子の歴史を振り返る

  6. 素材から生み出される日本の絶品料理

  7. 新鮮な風味と香りを楽しむ素材はすべての料理の命

  8. 心温まる日本の味和食の秘密に迫る

  9. 酒は種類豊かな大人のたしなみ

  10. これぞ日本の技素材本来の味の引き出し方

  11. 見た目も重視する心繊細なこだわりを追求する

  12. 食生活に美味を追求変わらぬ日本の心

  1. お店紹介

  2. 日本酒・焼酎

  3. 割烹・懐石

  4. 寿司

  5. うどん

  6. 天ぷら

  7. 蕎麦

  8. 甘味・和菓子

  9. すき焼き

  10. 豆腐料理

  11. 焼き肉

  12. ラーメン

歴史

古来神話の時代よりはじまり
米文化の歴史をもつ日本酒は、今世界へ

日本酒は“燗してよし、冷やしてよし”という世界でも珍しいお酒です。 飲用温度も他の酒類と比較すると幅があり、5℃~55℃位までと、広範囲にわたっています。 また、冬から春、夏から秋へと日本の四季の移ろいとともに生まれ、育つ酒で、日本独特の気候風土が生み出した酒です。豊かな自然の恵みと日本人の知恵の結晶が日本酒であるといえるでしょう。
日本酒は文字通り「日本のお酒」です。しかし、日本酒がいつから・何のために造られてきたのか…といったことまでは、詳しくご存じの方は少ないかもしれません。私たちが何気なく飲んでいる日本酒には、深く長い歴史があります。

日本とともに歩んできた日本酒の起源や、ロマンたっぷりな歴史、現代に続く日本酒文化についてお伝えしていきます。日本酒の原料は、お米と米麹、水です。日本酒の歴史は、およそ稲作が日本に伝わった時期と同じと考えると良いでしょう。
一般的に、日本に稲作が伝わったとされているのは弥生時代で、今から2000年位前にさかのぼります。

特徴

雑念にとらわれず、四六時中いかなる時も
一心修行に専念する為の食事が「精進料理」

精進料理は極めて単純な食材を、多くの制約がある中で調理するため、さまざまな一次・二次加工が施されてきたことも特徴のひとつである。例として、大豆は栄養価が高く、菜食で不足しがちなタンパク質を豊富に持つこともあり、精進料理に積極的に取り入れられたが、生食は困難である。このため、風味を向上させ、長期保存し、食べる者を飽きさせないといった目的も含めて、ごま油、豆豉、味噌、醤油、豆乳、湯葉、豆腐、油揚げ、納豆などが生み出された、こうした技術は、精進料理を必要とする寺院と宮廷を含むその周辺の人々によって、研究・開発され、蓄積されてきた。

精進料理において禁止されるものは肉類とネギ類=葷(くん)である、これを禁じるのが禁葷食(きんくんしょく)である。葷は昔から五葷(ごくん)と呼ばれてきた。時代によって5つの内容は若干異なっているが、代表的な五葷はネギ、ラッキョウ、ニンニク、タマネギ、ニラの5つのことを指す。

このように、自他ともに修行の妨げになるため禁じられたという側面と、『首楞厳経(しゅりょうごんきょう)』に「まさに世間の五種の辛菜を断つべし。この五種の辛は熟せるを食すれば淫を発し、生をくらわば恚(いかり)を増す」とあるように、修行生活に必要のない性欲や、根本的な3つの煩悩(三毒)の一つである「怒り」をみだらに高めないという側面があったようである。

製法

浄められし心構えと、作法で引き出す
素材の滋味を輝かせる多彩な技法

宗派や地域・時代によって様々な発展を遂げてきた精進料理はその定義もそれぞれに異なります。例えば、禅宗のひとつ、曹洞宗の開祖、道元禅師は精進料理について「苦味、酢味、甘味、辛味、塩味の5つの味を基本に淡味に仕上げること」「煮る、焼く、蒸す、揚げる、生の5つの技法を用いて野菜本来の味を引き出すこと」「赤、白、黄、青、黒の5色の食材を用いること」というように調理方法についても様々な教えを残しています。調理自体にも正しい心構え・作法で行うことが求められていたようである。

食の多様化が進み、さまざまな料理を日常的に食べられるようになった飽食の現代、「食べること」も「料理すること」も修行の一環とする精進料理の考え方は、食への関わり方を見直すきっかけにしたいものである。無駄を極限まで減らす一方で、電子レンジなどは使わず、美味しさを追求するための手間を惜しまない姿勢など、調理工程にも意義があることを知る。心構えから作法を通して素材を磨くことを怠らず「食」に感謝することを忘れてはいけない。

伝統

淡々と励行することの神髄が在る
料理を産み出す過程こそが修行の一行

和食は「苦味、酸味、甘み、辛味、塩味」の五味が基本だが、精進料理にはそこに「淡味」が入り、「淡」を尊ぶ伝統があります。「淡味」は素材本来の味を引き出す調理法です。植物性食物だけで調理したものを、日本の特徴である四季とともに美味しく健康的に食べられるものです。精神性から言えば、「淡」とは仏教でいう中道。つまり、極端に偏らない真っすぐという意味を表現しているのでしょう。俗にいう「淡々と」。それは「飽き」がこないので持続させることができます。

FAQ

よくある質問

日本酒はどこで飲めますか?

日本酒・焼酎を取り扱っているお店の情報をコチラにまとめておりますので参考にしていただけたらと思います。

日本酒にはどんな種類がありますか?

日本酒の酒質にて分類すると、吟醸酒・純米酒・本醸造酒と呼ばれる特定名称酒とそれ以外の普通酒の2つ大別されます。

吟醸酒:原料米の精米歩合を60%以下にして、米麹・水・醸造アルコールを原料として造られたもので、吟醸香と呼ばれる果実臭が特徴です。

純米酒:米麹・水を原料として醸造されたもの。醸造アルコールは一切添加しませんので、米の旨味を最大限に生かしたお酒です。

本醸造酒:原料米の精米歩合を70%以下にして、米麹・水・醸造アルコールを原料として醸造されたもの。

普通酒:吟醸酒・純米酒・本醸造酒に属さない日本酒。一般的にメーカー独自で特撰・上撰・佳撰などと銘うっているものやパック酒・カップ酒などがあたります。

日本酒はどんな料理に合いますか?

日本酒は日本食(和食)との相性が抜群です。参考までに一例をご案内させていただきます。

甘口のお酒には甘い目の味付けの料理として黒豆、甘露煮のようなものがおススメです。辛口のお酒にはお料理も併せた辛目、塩辛いものとしてからし和え、塩焼きされた魚介類との相性が良いでしょう。参考にお愉しみください。

日本酒製造に使用される米は食用米と違うのですか?

大粒で粒の中心にデンプンの塊である「心白」と呼ばれる部分が多い軟質な米が一般的に日本酒造りに向くといわれています。そのなかでも特に向いているものを酒造好適米と呼びその代表格が山田錦と呼ばれるものです。昭和11年に人工交配にて改良された新品種で、その栽培には昼夜の寒暖差の激しい場所である棚田が適しているためその生産量はきわめて少なく高価なものです。

生酒とはどういうものですか?

通常、お酒は出荷までに2回の火入れを行いますが、1回も火入れを行っていない酒を生酒と呼び、最初の火入れを行わない酒を生貯蔵酒、最後の火入れを行わない酒を生詰め酒と呼びます。特に生酒は1回も火入れを行っていないので、できたての風味を味わえますが、酒質が変化しやすいので保存には注意が必要です。

お酒の賞味期限はどれくらいですか?

日本酒の種類にもよりますが製造年月日より約1年間は美味しくご賞味いただけます。ただしこれは冷暗所で保管された場合であって、光のあたる場所や暖かい場所に置いたままになっていると劣化が進みますのでご注意ください。また開栓後は空気に触れないようになるべくお早めにお召し上がりください。