巷でもよく耳にする「アンチエイジング」ですが、そもそもアンチエイジングとは何なのか具体的に説明できるかたはそう多くないと思います。
アンチエイジングとは、日本語で訳すと「抗老化」「抗加齢」という意味合いを持ちます。また、「アンチ」は反抗や抗体、「エイジング」は時間の経過や加齢という意味です。アンチエイジングの本来の意味は、少しでも心身の老化を抑え、若々しさを保つこと。および、その取り組みです。最近では「アンチエイジング医学」という医療として用いられることも多く、最新の科学的知識をうまく使うことで、若々しく健康を維持されることが期待されています。
一般的には、老化を抑えて若さを保ち全体的に生き生きとした毎日を送れる体を維持することが、アンチエイジングの一環として挙げられやすいと思います。また、よく「エイジングケア」という言葉と混同されますが、アンチエイジングの「老化に抗する」に対し、エイジングケアは「年齢に応じた手入れ方法を見つけていく」というニュアンスで用いられやすい表現となっています。人間の老化は絶対避けることはできません。しかし、アンチエイジングによって、できるだけ緩やかにすることは可能なのです。
アンチエイジングは何も医療に限られたことではありません。自分に合っている食べ物や飲み物、スキンケア、そして何より生活習慣の見直しがもっとも重要となってきます。適度な運動をして様々なホルモン分泌を促したり、睡眠を十分にとることで心にもアンチエイジングを効かせたり、常に適切な排出機能を持つ健康な身体でいることが、アンチエイジング医学としての観点からも、大切であるとされています。